昨日エイプリルフールだったじゃないですか。
友達からすっごい勢いで電話かかってきたんですよ。
何かと思ったら、彼女が言うには、ほんのちょっとしたエイプリルフールの嘘で、彼女のお母さんが大変な事になってたらしい。
彼女がついたほんのちょっとした嘘って、妊娠した、っていう嘘だって。
それの何処がほんのちょっとした嘘なの？
私、聞き間違えたかと思ったよ。
よりによって、彼女のお母さん、凄い敬虔なクリスチャンですよ。
未だにアッシュウェンズデーが終わってイースターまでの間、お肉や魚、乳製品も卵も一切食べない人だよ。
なんかあるんだよ、クリスチャンの間で。
アッシュウェンズデーからイースターの期間までは、動物殺さないかなんか。
そういうの今やってる人はそういないんじゃないかなあ。
彼女の家族の中でも、彼女のお母さんしかやってないし。
私もカソリックだけど、私はそういう習慣の話自体があやふやよ。
アッシュウェンズデーには額に灰つけて歩いてるけどね。
イースターは普通に庭に隠した卵探しまわってたけどね、子供の時は。
そうだ！
私、子供の頃彼女のお母さんから、その期間は私はお肉とかお魚とか乳製品も卵も食べないよ～、みたいなことを聞いた時、じゃあ、私も！、みたいなことを軽く言っちゃたのね、子供だから何の考えも無しに。
お陰で彼女のお母さんの前じゃ、未だに食べれないよこの期間お肉はもとより、魚や乳製品、はては卵までも。
自主的強制ヴィーガン期間。
なんか気まずいじゃん、食べちゃうと。
いや、私と子供の時にしたちょっとした会話なんか、多分覚えてないと思うよ、彼女のお母さんも。
でもやっぱりちょっと気まずい。
でも本当よくそんなお母さんにそんな嘘ついたと思うよ。
お母さんの中では娘はもういないことになってるんじゃない？って彼女に聞いたら爆笑してたけど。
いくらエイプリルフールでも、お母さんの心臓に悪い嘘は止めましょう。
まあ、私も彼女の話聞きながら笑いこらえるのにニヤニヤしてたんですけどね。
子供なんてそんなもん。
母親の心配なんてどこ吹く風ですよ。
大変だね、お母さんって。
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