いや～、バケーション楽しかった！
まあ、1か月前ぐらいに帰ってきてたんですけどね！
私ね、june gloom嫌いなんですよ。
もうその時期になったらね、とっととバケーションとって国外脱出するよね。
でもやっぱり独立記念日はアメリカにいたいじゃん。
アメリカに帰ってくるじゃん。
独立記念日が終わったら、またバケーション続けるんだけどね。
もうね、夏は遊び惚けてるよ。
一生遊び惚けててもいいんだけどね。
一応、人の目というのもあるしね。
社会生活まともに営みたいしな、個人的にも。
それで帰ってきたんだけどさ。
帰ってきた途端に、子リスが玄関前で行き倒れてたんだよ。
母リス何やってんだ？、と思って回りみても、どうも何処にもいなさそうでさあ。
リスの育児放棄？
あれかなあ。
母リス、道路で轢かれてちゃったかなあ。
そして子リスはウロチョロしてる間に私んちの玄関の前で行き倒れたと。
……どうすんの、これ？
犬とか猫ってさ、一般的なペットじゃん。
リスってあんまり一般的なペットじゃないじゃん。
リスの世話の仕方の知識なんか、もってる人あんまりいないだろ？
私もそんなもの持ってないわ。
どうするかなあ、と思ったんだけど、あるじゃん、リスのリハブセンター！！！、っと思って、行き倒れの子リスを箱に入れて連れてったのね。
そしたらなんて言われたと思う？
この子はうちで預かれない、って言われたんだよ。
そんなことあるの？？？
私さあ、またまた～ｗ、みたいな感じだったんだけど、職員さん、超真剣な顔なの。
リスのリハブセンターだよ？
何でリスのリハブセンターで、リス預かれないの？
私が超戸惑ってるとさあ、なんかあれなんだって。
私が連れてった子リスは小さすぎて、そこでは預かれないんだって！
いやあまあ、確かにさ、人間でいえば小学生を幼稚園で預かって！、って言ってもまあ、無理な話だろうし、子リスが小さすぎて預かれない、って言うんじゃしょうがないけどさ。
なんか今でもいまいち納得できないんだけどね、なんか。
でもまあ、預かれない、って言うんじゃ仕方ないじゃん。
どうするかなあ、と思ったら、その職員さんが、これぐらい小さい子リスはどこそこで預かってくれるよ、明日連れてってあげて、って住所くれたのね。
そこがまた超遠いんだ。
何で私また帰ってきたばっかりで旅に出なきゃいきゃないのよ。
まあねえ、でも仕方ないしな。
……長旅かあ…..
正直ちょっときついなあ、って思いながら箱の中のリスと見つめ合いながらお家に入ろうと思ったのね。
そしたらたまたまさあ、ご近所の人に会ったんだよ。
丁度良かった！！！
お医者さんなんだよね、その人、人間のだけど。
まあ、リスも人間も哺乳類だよ。
同じ、同じ。
私さ、リハブセンターでさ、子リスは元気って言われて、ああ、良かったあ、って感じだったんだけど、何食べるか聞くの忘れたわ。
いやあ、危うく子リス、餓死させるとこだったわ。
私「この子何食べるの？」
彼「えっ？」
とりあえず、彼に子リスの入った箱を見せたのね。
なんか、超喜んでるんだけど。
リス好きなんだあ、動物が好きなのかもしれないけど。
まあ、そんな事はどうでもいいんだけど。
とにかく、家に帰ってきたら玄関先に子リスが行き倒れてて、リハブセンターで預かってもらえなくてどうのこうの、って話したのね。
彼「さあ、何食べるんだろうね」
ですよねえ、わかんないよねえ。
彼「自分だったらバナナでもあげるかなあ」
バナナ？ バナナ？ バナナ？
リスってバナナ食べるの？
それ自分ちにあるもの適当にあげようとしてないか？
いやあ、子リスだからさ、なんか、クルミとかパンプキンシードとかその手の物は硬いし、まだうまくかじれなさそうだし、消化にも悪そうな気もするんだけど。
バナナ？
食べるのかなあ、って思いながら、家に入ってネットで調べたのね。
子リス、バナナ食べるわ。
というか、果物食べるみたいね、子リスって。
そしてバナナとかリンゴが好きらしい。
リンゴって子リスにはまだ食べるには硬そうな感じするけどね、なんか好きらしいよ。
丁度バナナが家にもあるし、バナナあげたのね。
食べた！！！
いやあ、良かった、良かった。
最悪なルートは回避しましたよ。
まあ、次の日、やたら遠いところに連れてかなくちゃいけなくて、行く前から私のほうが元気なかったんだけどね。
遠いってほんと。
まさかうちに帰ってきた途端に、子リスと長旅する事になるなんて思いもしなかったわ。
大きくなったら恩返しに来てね！
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